MT6589搭載の中華スマホ「小采G6」を購入 その1

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4月末に発売になった山寨手机(ShanZhai ShouJi シャンジャイ ショウジー)の小采G6(Xiaocai シャオツァイ)を購入してみたので簡単なレビューを書いてみる。

▽ はじめに山寨手机とはなんなのか?
山寨偽物、模造品、潜りの零細メーカーによる粗悪品、政府の認証が行われていない品などの総称であり、特徴としては低価格、多機能、中性能、低品質、デュアルSIMがあげられる。山寨メーカーの多くは広東省深圳(深セン)界隈の電子部品メーカーと言われ、古くはNOKIAやMOTO、SonyEricson、Samsungの功能手机(フューチャーフォン)の模造品を作ったりしていたが、近年はオープンソースであるAndroidを取り込みSamsungのGalaxyやiPhoneの高度な模造品まで登場し、オリジナルモデルを発売するメーカーまで登場している。
とはいえいくら何でもハイテクの象徴で特許ひしめく携帯電話である、そんなものが田舎の零細企業に作れるわけがないと思うのも最もである。
これには当然ながらからくりがあり裏には台湾のMediaTek(联发科)という会社の存在がある。 この会社はMTK平台(PingTai ピンタイ:プラットフォーム)と呼ばれるOSセットのリファレンスキットをメーカーに提供し、山寨メーカーはこのキットをベースに筐体のカスタマイズ、ソフトフェアのカスタマイズを行うことで迅速かつ低コストに模造品を作り出すことができるという具合である。直接は偽物を作っていないわけだがどう考えても限りなくグレーであるw
基本的に中国で流通している山寨ケータイはほぼ全てMTKを採用していると考えて間違いない(と百度百科先生もおっしゃっている)。
ちょっと前まではほとんどWindowsCEベースのシステムを使いテーマをSymbian風にしたりiOS風にしたりしていたと記憶しているが、このMTK平台がチップの高機能化と共にAndroidを採用したようだ。ついに人民は山寨智能手机(ShanZhai ZhiNeng ShouJi シャンジャイジーナンショウジー: 山寨スマホの事)を手にするに至ったのである。

とは言え、山寨メーカーの名誉のために言っておくと模造品ばかりではなく独自のデザインや機能を搭載してまっとう(かどうかはわからないがw)に製品開発を行いオリジナリティあふれる携帯を市場に出していたりもするので一概に模造品、偽造品と侮ることはできない。

▽ 山寨手机に搭載されているチップ
MTK Chip
では山寨ケータイに搭載されているチップにはどういう種類があるのか?フューチャーフォンについては省略するが興味がある人はMediaTekのページを見てみて欲しい。スマホについてはオフィシャルでリリースされているだけで下記の4種類、これとは別に近々廉価版のMT6589Mが出るとの話もある。

型番 説明
MT6573 クアッドバンド、3G/HSPA、650MHzのARM11、3Dグラフィックス、FWVGA 30fpsでの動画撮影と再生、8MPの静止画
MT6575 デュアルSIM、CortexA9コアの1GHzCPU、PowerVR SGX Series5の3Dグラフィックス、720p動画、8MP静止画、qHD(960×540)の画面解像度
MT6577 6575をベースにCPUがデュアルコアになってICSがサポートされる。6575とピン互換。
MT6589 デュアルSIM、CortexA7コアのクアッド、PowerVR SGX Series5XT、UMTS Rel. 8/HSPA+/TD-SCDMAへの対応、1080p動画、13MP静止画、FullHD(1920×1080)の画面解像度、28nmプロセスルールの採用

正直6575以前のものは性能的にも残念な感じで、6577当たりから搭載メモリが1GBのものが市場に出てきて、6589でおおっ!という感じがある。6589で特筆すべきはARMのbig.Littleアーキテクチャ(A15&A7)の一翼を担う省電力チップA7コアをクアッドにしたことと、TD-SCDMA(中国3G)への対応、28nmプロセスルールの採用である。こうしてスペックを見るとLTE対応を除けばMT6589は十分メインストリームで戦えるチップと考えられる。

ちなみに今回自分が購入した小采G6はMT6589を搭載している。

▽ 小采G6の購入と開封
taobaoで、ようやく本題に入るのだが、1000元以下携帯として話題になった小采G6という山寨スマホをみんな大好きタオバオ(淘宝网)にて999元(約16,000円)で購入した。大体3日ほどで届き山寨ケータイの品質で初期トラブル(と感じる事象)も特になかった。
ちなみにMT6589を搭載したスマホは今年の頭ぐらいからちらほら出始めてスペックとしてはメモリ1GB、1280×720で5インチ前後、価格は1,000元〜1,300元というのが相場となっている。

なおG6は深センの优冠集利工贸有限公司(YouGuanJiLi)という会社の小采ブランドのフラッグシップ機であり専用のフォーラム兼ホームページ(http://www.coko.com.cn/)を開設したりと結構気合が入っている。

ちなみに公式スペックとしては

MT6589(Cortex-A7 クアッド 1.2GHz / PowerVR SGX 544MP)、RAM 1GB、ストレージ 8GB(そんなにない、3GBぐらい)、500MPフロントカメラ、1300MPリアカメラ、1280×720の5インチ液晶(293DPI)、デュアルSIM(WCDMA&GSM/TD-SCDMA&GSM/GSM&GSM)、Bruetooth4.0、Wifi、FMラジオ、2500mAhバッテリー、MicroSDスロット、Android4.2.1を採用、デュアルブートシステム(実装されてない)

という感じ、ただ山寨ケータイ全般に言えるのだけど売り場のスペックは全く当てにならない、メモリの単位がGHzだったり、ストレージの容量が適当だったりといった状態なので正直届いて確認するまでどんなもんかわからない。特に今後MT6589Mが登場するとなると6589のふりをして売ったりということも十分考えられるので注意が必要だったりする。そもそもこの小采G6も、裏蓋の中身には诚基G6と書いてあり、何かの変数にはLIANDAIと書き込まれているという状態である。また次回以降に書くがコストダウンのために幾つかのセンサーも搭載されていなかったりする。

それではこのあと、ようやく開封

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Ubuntu12.04利用時の諸設定1

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日常で使っていて色々と不安定な部分が出てきたのでそれらの解決方法等をメモしとく

▽ 突然compizのプロセスが100%になって画面が固まる件

使っているビデオカードはかなり古いGeForce 9400 GTでドライバはnouveau(OSS版のドライバ)を利用していて、GnomeShellで3Dアクセラレーションを有効にしている。

現象としては利用中に突然画面が固まり(マウスポインタは動く)応答しなくなる状態になる。全然応答しないし“Ctrl + Alt + F1”とかも効かずまるでフリーズしたみたいになるのだけど、別端末からtopしてプロセス監視してると固まってる時にcompizだけ100%になっている。1、2分するとフリーズが解け普通に利用できるようになる。

感覚としてはFirefoxで重いページ開いたり、Flashが入ってるページを開いた時に発生する感じなんだけど定かではない。

で調べてみるとどうもバグらしくcompizとnouveauの組み合わせ時に発生するらしい。

Bug #1044060 “nouveau causes compiz and gnome-shell to use 100% …” : Bugs : “xserver-xorg-video-nouveau” package : Ubuntu

Since this problem happens at times I’m not doing anything but reading what’s already in the browser and trying to scroll down to read more, I think the problem is caused by something done on a schedule. Since update-notifier always seems to come up eventually on reboot or ctrl-alt-backspace, it would seem like update-notifier is somehow causing compiz to use 100% cpu at times.

で、下の方へ読み進めると

But if it was then it looks like your issue is the the nouveau driver’s failure to sync to vblank. That’s a known problem and is fixed by adding to /etc/X11/xorg.conf:

Section “Device”
Identifier “My Graphics”
Driver “nouveau”
Option “GLXVBlank” “on”
EndSection

But it’s only a theory and you probably did miss the spike, in which case that’s not the real problem here.

とか応急処置が書いてあって、この対応を行うとだいぶ安定した。ちなみに更に読んでくと、Additional Drvier(NVidiaの非OSSドライバ)を使って検証した場合は発生しないとのことなのでnouveauのバグっぽいねみたいな感じになってる。

– compiz uses 100% cpu seemingly at random but maybe related to update-
– notifier
+ nouveau causes compiz and gnome-shell to use 100% CPU. nvidia-current
+ works.

対応方法は下記いずれか:

  1.  nouveauを使うなら/etc/X11/xorg.conf でGLXVBlankオプションをonにする
  2. Additional Driverでcurrentの非公開ドライバを利用する

▽ ChromeでYoutubeとかのFlashによるビデオを見るとなんか1.5倍から2倍ぐらいのスピードで再生されてジッターノイズしか聞こえない件

まあなんかこれもバグっぽいのだけど下記に対応方法が書いてある。

How do I configure Chrome to use the system installed Flash instead of the bundled one? – Ask Ubuntu

要するにプラグインを差し替えろという話が書いてあるのだけど、12.04とはちょっとパスが違うので下記のように対応すると良い

 

sudo apt-get install flashplugin-installer
sudo mkdir -p /opt/google/chrome/plugins
sudo cp /usr/lib/flashplugin-installer/libflashplayer.so /opt/google/chrome/plugins

以上で正常に動画が再生されるようになる。

MySQL WorkbenchがCrashしまくる件

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職場、自宅、モバイル共にいずれも12.04への置き換えを完了したのだけど12.04になってからUbuntuのリポジトリから入れたMySQL Workbenchがクローズ時にCrashしまくって大変に困っている。
で、探すといくつか出るんだけどこの対策をしたら解決した。

MySQL Workbench on Ubuntu 12.04 doesn’t starts after latest (Jun12) updates – Ask Ubuntu

MySQL workbench was working fine till today. I installed the regular updates and now its just doesnt starts. When started its just shows the ‘opening screen’ and nothing happens.

Answers:
Canonical and God knows what went wrong. But here is a fix:
Download:
For 64 bit systems: http://launchpadlibrarian.net/56565535/libzip1_0.9-3ubuntu0.1_amd64.deb
For 32 bit systems: http://launchpadlibrarian.net/56565266/libzip1_0.9-3ubuntu0.1_i386.deb
Once downloaded, double click to install.
Now Download the latest version of My SQL workbench, Its for 11.10 but will work on 12.04. Make sure you download the version (32bit or 64 bit) suitable to you: http://www.mysql.com/downloads/workbench/#downloads
Once downloaded, double click on it to install.

 

Ubuntu12.04LTSの初期環境整備メモ

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世の中MBAが流行していますがコマンドキー(漢字の井みたいなマークのやつ)が不快で、触ると蕁麻疹が出てしまいMacの勉強がすすみません。でも、サポートも切れるしいつまでもUbuntu 10.04じゃだめだ!ということでようやく12.04に移行しましたのでメモ。

Gnome3 DeskTop

▽ とりあえず日本語関係
最近はなんか本家から落として入れることが多いので、とりあえずUbuntu Japanese Teamの追加パッケージを入れておく

wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/precise.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja

▽ IME関係
中国におりますので当然ながらPinYin入力も入れる。日本語はMozc、中国語はGooglePinYinを使う。

sudo apt-get install ibus-googlepinyin ibus-mozc

キーアサインについて、Gnome3では馴染みのAlt-Graveがすでにアサインされているため、解除してアサインしなおし・・・で動くらしいんだけどUbuntu上だとどうもAlt-Graveのアサインが解除できない。しょうがないので下記でアサインする。

  • iBusのON/OFF
    Control+Shift+Space
  • IMEの切り替え
    Alt+Shift

なぜかiBusのインジケーターがチカチカと点滅しちゃう問題があるのだけどこれはバグだそうだ。
Bug #1034872 “ibus icon blinks in status bar as switching among …” : Bugs : “ubuntu-mono” package : Ubuntu
原因としては、インジケーターに表示されるinput-keyboard.svgのサイズが22×22でなければならないのに22×23になっているために発生する。先ほどのバグリポート画面から修正済みのSVGをDLしてから手動で置き換えてやれば良い。

wget https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/ubuntu-mono/+bug/1034872/+attachment/3254385/+files/input-keyboard.svg
sudo mv /usr/share/icons/ubuntu-mono-dark/status/22/input-keyboard.svg
/usr/share/icons/ubuntu-mono-dark/status/22/input-keyboard.svg.original
sudo cp input-keyboard.svg /usr/share/icons/ubuntu-mono-dark/status/22/input-keyboard.svg

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日本人が大陸中国人と上手にやってくポイント

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今回は技術の話題じゃないです。
日本人が大陸中国人のチームと仲良く、効率よく仕事するにあたってのポイントをまとめる機会があったので公開します。

政治面で衝突することが多くなってきたとはいえ、やはり大陸の中国人と一緒に仕事をする機会は非常に多いと思います。そんな中で習慣や文化の違いから感情的にすれ違ってしまい、お互いが能力を出しきれないばかりかチームとして機能しない事態に陥ってしまうと言うような不幸な話をたまに聞きます。
そんな不幸な事態を避けるため、約7年間中国上海を中心に中国の人と仕事をさせてもらって自分なりに気がついたポイントです。

  1. バカ、バカヤロウ、アホという単語の利用、および罵倒は何があってもしない
    抗日映画等でこの辺の単語は誰でも知っています。日本で使うよりもずっと深刻な意味を持つため、1度でも使ってしまうとそのあとの信頼関係の構築が不可能になります。
    だから中国人は、日本人は・・・、日本では・・・という言い方も非常にマズいです。北野武風に言うなら「ファッキンジャップくらいわかるよバカ野郎!」ということです。
  2. 日本人と中国人は髪と目と肌の色、漢字と箸を使う以外に共通点は無いという事を自覚する
    共通点も多いので日本人は我々の常識と異なる異文化的な振る舞いをされたときに傷ついてしまいそれが相手に対する嫌悪感に繋がりがちです。相手は文化のまったく異なるアメリカ人なんだ!と考えてみましょう。
  3. 何か問題が起きても必ず意見や、言い訳を聞いてあげてから話をする。面子を潰さない
    面子を大事にしてください。基本的に必ず言い分があり、実際もっともな言い分も多々あります。なのでまずは話を聞いてあげ、君を攻めてる訳じゃない、こうするともっと良いよと話をしてあげないと不満を募らせ互いに不幸な結末を迎える可能性が高くなります。
  4. 仕事を任せたら最後にお互いにもう一度だけ前提と目標、完了地点を確認する
    せっかちな中国の人はOK、OKと言うかもしれません。まったく悪気はないです。でもここはなぜ確認するかの事情を話した上(信用してないわけじゃないと言う意味)で、互いにもう一度確認をしましょう。
  5. 日中関係、共○党、政治的な話題は冗談でも絶対にふらない
    感情的なもつれを生じたりしますし、共○党の団員の人も沢山いますので、状況によっては公安に目をつけられるなどの大きなトラブルになります 。
    仮に飲み会や接待の場でそのような話題を振られたとしたら、「互いの国には非常に不幸な歴史があり個人的にはそれを非常に遺憾に思っている」、「現在でもいくつかの問題を抱えているが長期的な友好関係に問題はない」と言ったような意見の表明をすればよっぽどの事がないかぎりはそれ以上踏み込んできません。
    ※ それでもまあ昔知人の知り合いのおばちゃんから延々30分ぐらい戦時中の日本の行いについて説教された事がありますが、その頃は殆ど何言ってるか分かりませんでしたw
  6. 通訳の人に感情をぶつけない
    通訳の人はその怒りや暴言を翻訳することはほぼありえないので、単に通訳の人のストレスが高くなりせっかく業務用語を覚えてくれた通訳の方が潰れてしまうだけです。
    例えば顔を真っ赤にして酷い内容の英語をまくし立てている外国人の言葉を日本人の通訳が同じ日本人に向かって日本語で伝えると思いますか?そういうことです。
  7. 年中行事を尊重する
    情人節(バレンタイン)、労働節、清明節、七夕、中秋(月餅)、国慶節、春節(紅包)等々大事にしてあげてください。彼らは家族や恋人、友人と過ごすイベントをとても大事にします。
  8. 社内行事を行う
    普段話したり話しにくい人と触れ合う機会として若い子でも意外と社内行事が好きです。 ちょっとした食事会や遠足などを2、3ヶ月に一度は行うと社内の雰囲気が格段に良くなります。
  9. 中国語を使ってみる
    これは語学的な部分からハードルが高いですが、彼らと彼らの言葉で意見をぶつけ合うのは非常に得るものが多いです。また自分が中国語を使ってみると、通訳の人や日本語を話せる同僚が表現に困っているときの気持ちが理解できるため、その後のマネジメントにもすごく役に立つと思います。

他にも色々とありますが、お互いに会話や思考の地盤となる文化や習慣が異なることを大前提として、自分の中の中国人に対する偏見やストレスと戦いつつ大陸中国人の同僚達と有意義な関係を築いてみてください。

PECLのOAuthProviderとReverseProxyのメモ

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phpでPECLのOAuthライブラリを利用していた場合に、nginxでAPIサーバへReverseProxyで素直に転送するとSignatureが不正だと怒られちゃう時の対応方法をメモしとく。
一応ドキュメントはあるんだけど、説明がほとんどないのでprovider.cを見た方が早い。構成はフロントのnginxでHTTPSで受けて、バックエンドをコールするときはHTTPで呼び出す感じ。当然ながら署名のチェックはバックエンドで行われるのでフロントとバックエンドではhostやprotocolが異なり弾かれるので下記の対策が必要。

▽ nginxでX-Forwarded-*ヘッダーを追加しておく
下記みたいな感じで、追加しておく

server {
       listen 443;
       server_name サーバー名;
       省略
       proxy_set_header X-Forwarded-Proto https;
       proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
       proxy_set_header X-Forwarded-Host $host;
       proxy_set_header X-Forwarded-Server $host;
       proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
}

▽ oauthチェックの処理を修正
下記のようにヘッダーチェックして転送されてきてるならチェック対象urlを自分で組み立てる。

$xForwardedProto=$_SERVER[‘HTTP_X_FORWARDED_PROTO’];
if($xForwardedProto){
       $url=$xForwardedProto.’://’.$_SERVER[‘HTTP_X_FORWARDED_HOST’]
              .$_SERVER[‘REQUEST_URI’];
       $this->provider->checkOAuthRequest($url);
}else{
       $this->provider->checkOAuthRequest();
}

この辺、拡張モジュール側でどのように処理しているかはPECLのoauthのprovider.c#oauth_provider_get_current_uriを見ると良い。1.0から1.2.2では結構判定処理が追加されてるけどHTTP_X_FORWARDED_HOSTは見てくれてない。

Ubuntu12.04でのnginx1.2のビルドメモ

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Ubuntu12.04でnginxをビルドする際のメモ、ミソはapt-getでインストールされる標準環境を踏襲できるあたり。
また今回はスピードの遅いファイルシステムに対するキャッシュ処理とキャッシュのパージ処理ができるモジュールを追加する。

ローカルファイルシステムに対するキャッシュを何に使うのかというとnfsとか、fuseで繋いだ外のファイルとかを想定してる。

▽ 下準備
ビルド用のライブラリ等のインストールを行う。

sudo apt-get install build-essential libpcre3-dev zlib1g-dev libssl-dev libgd2-xpm-dev libgeoip-dev

また、環境をうまく引き継ぐためにnginxも入れておく

sudo apt-get install nginx

なお、デフォルトでインストールされるnginxのビルドオプションを調べておくなら下記のコマンドを実行しておく

/usr/sbin/nginx -V

その後、設定ファイルのディレクトリに適当なファイルを作っておく

sudo touch /etc/nginx/dummy

さらにnginxを削除

sudo apt-get autoremove nginx

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Cloud Foundry Open Tour, Shanghai 2 : 中国クラウド界隈

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Cloud Foundry Open Tour, Shanghai 1 : テクニカルセッション等ではCloudFoundry自体のテクニカルセッションについて書いたが、上海会場ということもあり企業ブースには中国において代表的なクラウド企業(IaaSの盛大雲、PaaSの新浪云计算)が出典をしておりつたない中国語ながら直接話を聞くことができた。また、テクニカルセッションや企業ブースにおいて受けた中国の開発者の印象についても感想を書いてみる。

▽ 中国クラウド事情
まず、中国クラウドを説明する前に中国特有のインターネット事情に触れる必要がある。
中国は周知のとおり情報規制と国内情報産業の保護を目的としてGreatFireWall(以下GFW)と言うものがあり国の気にくわない外国コンテンツはアクセスが制限されるというかタイムアウトされたり存在しないことにされてしまう。その為に中国国内向けのコンテンツは中国国内のサーバに配置しないと突然GFWによりアクセス制限をされてしまう可能性がある。さらに国内でコンテンツを公開する為にはICPと呼ばれる許可証を取得しなければならないが、このICPが国内サーバーでなければ取得できないのだ。(ただICPの取り消しだって役所の権限で決まるのだから回線の問題を抜きにすれば外国サーバーで良い気もするのではあるけど・・・)

上記の特殊性も有り、中国では開発者はサーバーが国外にあるためそもそもアクセスできない、アクセスできても国外のサーバーはいつアクセスブロックされるかわからないため実戦で採用できないなどハードルが異常に高かった。実際、AWSについてはアクセスは可能なものの、中国国内(香港を除く)リージョンやCDNのエッジサーバーがないためスピードも遅くインフラとして採用する必然性がどこにもなかったし、GoogleAppEngineにいたってはそもそも初期の頃をのぞいてもう恒常的にアクセスできないという絶望的な状況が続いている。では中国ではクラウドは利用できないのかというとそうでもなく、IaaSとして盛大云、PaaSとして新浪云计算がある。

▽ IaaS: 盛大云 Shèngdà yún
日本の漢字で書くと盛大雲(GrandCloud)となる。一言で言うとAWSの中国版と考えれば良く、提供されているサービスもそれに類するものである。ブースに出張っていた担当者に言わせると「盛大云は中国でのAWSです!」とのことであった。
ソリューションとしては2012年4月時点で下記が提供されている。

  • 云主机 ( Yún zhǔjī )
    仮想サーバー、EC2に相当、ただしAWSと異なり転送量ではなく 2/5/10/20/50/100/200Mの専用回線を1本あるいは2本別途借りる必要がある
  • 云硬盘 ( Yún yìngpán )
    仮想ハードディスク、EBSに相当、 料金は0.026元/G/日(現在は割引セールで0.016元)のみ
  • 云分发 ( Yún fēnfā )
    CDNサービス、AkamaiとかCloudFrontに相当、料金はリクエスト数(1万req単位)と流量(GB単位)によって決定され、通常のコンテンツ用と音声映像用があり後者の方が若干安い
  • 云存储 ( Yún chúcún )
    ストレージサービス、S3に相当、料金はリクエスト数(GET0.1元/1万req、GET以外0.1元/1千req単位)、データ保存量(1元/G/日)、データ転送量(インバウンドは無料、アウトバウンドが0.8元/Gから)によって決定される
  • 云监控 ( Yún jiānkòng )
    監視サービス、CloudWatchに相当、無料
  • MongoIC
    SimpleDBに相当するわけだが、普通にMongoDBを動かしている。 料金はデータ保存量、バックアップ回数、ミラーリング回数、データ転送量によって決定される
  • 数据库云 ( Shùjùkù yún )
    データベースサービス、RDSに相当するが、MySQLのみのRDSと異なり MySQL、mongoDB、redis、PostgreSQL、SQL Serverが提供されている。料金は稼働サーバー種別(超微/微型/小型/标准/大型/超大型)毎の利用時間(1時間単位のみ)、データ保存量(0.0025元/G/小时)で決定される、ちなみにストレージのサイズは5GB以上500GB未満と書いてある
  • 网站云 ( Wǎngzhàn yún )
    これはクラウドというよりはLAMPのホスティングサービスで価格は月、年単位で払う。一例として1コア/512MB/7.5GB/2M専用線のベーシックプラン(基本型)だと月126元、年1520元となる
ラインナップだけで言えば2年程前のAWSに近い、ただしAWSとは致命的に異なる部分として、ぱっと技術ドキュメントを見る限りにおいては云存储以外において管理APIを提供していない部分である。AWSはただの仮想サーバーサービスではなくCloudWatchの情報をベースに動的にサーバーの複製や追加など行動な管理をAPIによってコントロールでき、それが物理サーバーに対する大きなアドバンテージになっているため、AWSと比べると盛大云は真のIaaSクラウドとは言い難い気がする。ただ、APIが存在せず各サービスを有機的にコントロールできない事を除けば中国国内でCDNである云分发や、ストレージサービスとしての云存储がわかりやすく提供されているのは中国国内展開を図る企業にとっては検討に値するのではないだろうかと思う。
日本とは異なり携帯電話でのメールのやりとりはSMSが主流であり、実際AWSでもSimpleNotificationServiceとしてSMSの送信がサポートされているのだが、この点についてブースの担当者に聞くと
「現在は提供しておらず、予定もないため、どうしても必要なら淘宝(Taobao)あたりで安く売ってるからそれを使ってはどうでしょう?」
と、なんとも中国らしい回答だったw

Cloud Foundry Open Tour, Shanghai 1 : テクニカルセッション等

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InfoQの中国語版のメルマガで「Cloud Foundry云开发者大会」の参加者を募集していたので、語学的には多少不安があったが参加してきた。中国語で書くとなんかトーナメントみたいな印象を受けるのだが、英語での名称は「Cloud Foundry Open Tour,  Shanghai」となる。長くなるのでCloud Foundry自体のレポートと、中国クラウドの現状、中国の開発者におけるクラウドの認識の2本にわけて書くことにした。

一言で紹介すると、早い話PaaSクラウドであるCloudFoundry.comのサービス宣伝カンファレンスである。PaaSの概要や特性の解説に加え、スケーラブルなクラウドにおいて 有効な手法やアーキテクチャ、言語、データストレージに関して紹介をしてくれた。また企業ブースでは中国国内における代表的なクラウドプロバイダーが出展しており、担当者に直接話を聞くことができる稀有な機会ででもあった。

技術的な検証や調査に関しては別途記事を書くつもりなので、ここではカンファレンスの紹介と肌で直接感じた中国のクラウドシーン、開発者達に対する印象を書こうと思う。

▽ Cloud Foundryについて
最初CloudFoundryはVMWareが始めたPaaSであるが、はば広い業界の支持を受けて現在は一つのオープンソースプロジェクト CloudFoundry.orgとなっている。その思想の中心には「Avoid Lock-in」があり、標準技術やフレームワークを取り込むことによりPaaSにおけるプロバイダー固定問題(Lock-in)を回避できるようにすることを目標としている。
その、特徴としては下記の3つとなる。

  • インフラ層:  MicroCloud、PublicCloud、PrivateCloudに分類されるCloud Provider Interface
    わかりにくいのだが、CloudFoundry.comはPublicCloudの実装の一つであり、VMwareのCloud on a StickもMicroCloudの実装の一つであるため、それぞれ他のプロバイダーも出てくる可能性が高い
    ちなみにPrivateCloud(企業向けの非公開サーバーとか向け?)プロバイダはまだローンチしていないそうだ
  • DB層:  RabbitMQ、VMwareのvFabric、PostgreSQL、MySQL、MongoDB、RedisなどのOSS、3rdPartyによるApplication Service Interface
    簡単に言うとデータストアを中心としたミドルウェアサービスである、当然OracleやDB2、汎用系サービスなどもそのうち出てくるかもしれない
  • アプリケーション層:  Spring for Java、Ruby on RailsとSinatra、Node.js、Grails、Scala on Liftなどの豊富なフレームワークのサポート
    ちなみにPython、PHPなどもサポートに加えていくそうである

この特徴はそれぞれインフラ層、DB層、アプリケーション層をあらわしており、この3つの組み合わせにより一つのシステムを作り上げることになる。DB層とアプリケーション層の組み合わせについては細かく書かずともわかると思う。非常におもしろいのはインフラ層で、開発者はローカルのMicroCloudで開発を行った後にシームレスにPublicCloudへリリース、公開ができる。GoogleAppEngineも同様の仕組みを用意しているが、MicroCloudの場合はVMwareの実装(仮想化の応用)によりPublicCloudとほぼ同様のインフラを再現しているようである。開発者的に嬉しいのはGUIやWEBコンソールというマウス操作を必須としないコマンドラインツールの存在で、インスタンスの定義からリリース等までほぼ全てがコマンドラインから行える。

かなり端折ってしまったが、CloudFoundryの試みはクラウド開発時体を既存のPaaSにありがちなベンダー独自のKVSや、IaaSの独自VMなどの制約から開放するため、開発者はロックインを気にせずより自由にクラウド上での開発ができるようになる。極論になってしまうけど、既存のIaaS(AWSのEC2、Azure)やPaaS(GAE、AWSのSDB、Asure)すらもこの仕組みに取り込めちゃうなあとか思ったりとかする。

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