Advent Calendar 2016: 連行出社芸

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Advent Calendar書くの初めてなのと、PM2.5の猛威によるせいか風邪が治らずフラフラの頭でつらつら書いているのでとりとめのなさはご容赦いただければと。

出社芸 Advent Calendar 2016 – Adventar
http://www.adventar.org/calendars/1481

▽ はじめに

さて、現在お世話になっているStartupTechnologyはhisajuさんがエンジニアとスタートアップのために起こした会社なのだが、この会社では健全で(すいません)強靭な(ごめんなさい)精神のもとに自己を厳しく律する(痛い)ことができるエンジニアのために出社自由という制度を採用されている。(すいません、すいません><)
その一環として出社芸の披露という今回のAdventCalendarがあるわけで、決して私のような出社芸が推奨されているわけではないことを・・・

▽ サンドイッチ

あれはもうかれこれ15年ほど昔、まだプログラマーや開発者というのが今ほどクールでもおしゃれでもなかった時代の話。その頃のMacのノートパソコンと言えばホタテ形で3kgを超えるという有様で、よほどハートが強くなければスタバに持ち込むなどということはできなかった。

私は当時新人で、某大手情報斡旋会社さんのJava案件に新人として四次受けぐらいで入っていたのだが、ご多分にもれずオブジェクト指向設計に触れたこともない人達がなんとかかんとか作った(無駄に)巨大なシステムだった。当然ながらフロアはすえた臭いが漂い、みんなの目は死んでおり、朝は会議室からウォーキング・デッドの如く這い出てくるという有様である。

そんな中、運よくというか運悪くというか先輩方に腕を見込んでいただきサーバーの設定等で携わらせてもらったわけだが、そもそも当時のサーバーシステムがMVCという概念すら普及していない時期に構築されたものでまともに動くわけがない。というか新人にどうにかできるわけがない。そしていつしか自分もウォーカーになり、会議室で眠るというようなことが日常に・・・。

そんな時、疲労もピークに達した頃のある晩、PLの方が遂にカプセルホテルとやらをとってくれた。その晩(既に未明)はウキウキ(既におかしい)しながらホテルに向かい、サイバーな棺桶のような穴蔵にもぐり込み夢も見る間もなく眠りに・・・・・・。

起きた時には既にチェックアウトの時間、電話には何度も履歴が・・・。慌ててかけ直すと

「起きてるー?大丈夫ー?いま迎えをやったからw」

寝ぼけ眼のまま、フロントへ行きチェックアウトを済ませるとそこには既に連・・・もとい迎え要員2名が待ち構えており、PLへ電話にて

「確保しました!」

その時の午前中の日光に照らされる眩しいまでの笑顔と、現場へ向かう時の前後を微妙にサンドイッチされるというフォーメーションは今でも素敵な思い出である。
なお、自分はサーバーの問題がある程度解決したところで解放されたのだが、その後そのプロジェクトは行き着くところまで行き現場そばに合宿所を準備するまでになったという話を聞いた。
思えば、これが連行出社芸の始まりだったのかもしれない。

▽ 豆腐と再起動

豆腐メンタルという言葉をご存知だろうか?
要するにメンタルが弱いのである。もうとにかくメンタルが弱い。めっぽう弱い。SNSでぼそっと呟かれるともう自分のこととしか思えなくなるほど弱い。
そんな糞メンタルのため、色々と抱え込み始めると内圧を高めて自爆というより身動きが取れないというデッドロック状態になる。
デッドロック状態になると、後続ジョブが処理出来ないのでスラッシングという現象が起き、リソースを食い尽くし応答不能に・・・・。

おそらく、そういう経験をしたことがある人も居るだろうし、そういう人が回りにいる人も居るだろうと思う。もうダメ人間である。ところがデッドロックに陥ったダメ人間はダメであることも自覚をしておりオーバーフローで身動きが取れなっている。

もうこうなるとkill -HUP程度ではどうにもならない、物理再起動、つまり連行が有効に機能する。
失踪プログラマーの話はよく聞くし、自分でも何人か出会ってきた。いま思うと彼らも早い段階で連行すれば戻ってこれたのではないかと思うことしきりである。

偉そうなことを言う自分はどうなのか?もうダメである。過去15年において同僚、上司、内縁の妻的な人、果ては上場企業の社長に至るまで連行を実施させてしまうというダメっぷりである。
この場を借りて助けてくださっている皆々様に深くお礼申し上げたい。というか逆立ちしてでんぐり返っても返しきれない程の恩があるわけである。

▽ ギークハウスとオンライン出社とツール

さて、ここ数年そんな豆腐達にとって福音となる潮流がある。ギークハウス、Slackでのオンライン出社などである。

私は他人と生活するのが苦手で家族ですら一緒に生活するのはストレスがたまるというような性格のため、ギークハウスというものが理解できなかった。
ところが先日上海にリモートワークにいらした方の話を聞いていたら、ああこれはある意味で単身豆腐にとっては再起動を促してくれるような仲間がそばに居るという環境なのではないかと思うに至り、以前と比べ肯定的に変化した。おそらく、ギークハウスでの共同生活というのはある意味で擬似家族的なものであり、職場からの解放とリセット、自己存在の無条件での肯定を得られるものなのではないかなと。
そのため、豆腐にとってはデッドロックを早期に解除、あるいは回避出来る安全弁となる気がする。

また、スタテクではおなじみのSlackによるオンライン出社と自己タイムライン投稿、これも豆腐にとっては福音である。
豆腐にとってのリアル出社アクションに失敗した時にスタックされていく懺悔感というのはスラッシングを招くのに充分なほど壁が高いのだが、それをオンラインで報告をすることで壁を下げることができる。そしてメンタルが弱り切っている時の、他人の距離感というのは自分でも推し量りにくく息をするのも辛いことがあるのだが、この距離感の表現をSlackのリアクションというもので解決しており心強い。

もちろんメンタルは強いほうが良いし、連行出社芸など無い方が良いのだが、ツールやライフスタイルによってある程度のフォローが可能で理解を示してくれる時代になってきている。
どうしても出社芸を繰り出してしまうけど、プログラミングも開発も大好きだという人は一度スタテクのオフィスを見学に来てはいかがだろうか?

「起業家に機会を。エンジニアに自由を。」
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